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マセマ キャンパスゼミ 確率統計の難易度と使いかた
どうも、どうもくろうさです
統計検定のために使った確率統計キャンパス・ゼミの難易度や使い方をレビューしていこうと思います。
概要
自然科学を学ぶ上で必要不可欠な”確率統計”について、理論的な解説だけでなく、実践的な計算練習も十分に行えるように作成したバランスの良い参考書です。”モーメント母関数”、”周辺確率密度”、”大数の法則”、”中心極限定理”、…、”不偏推定量”、“検定”など確率統計のすべての分野を親切に解説しています。
概要については公式から引用させていただきました。
この説明に間違いはなく、統計学における確率統計の分野を幅広く丁寧に解説しています。
難易度
難易度に関しては統計検定を指標に表しますと、
準1級 >>> 確率統計キャンパス・ゼミ >> 2級
これくらいの難易度だろうなと感じました。
また本書を進めていくうえで
- 最低でも数3レベルの微分積分
- 数2レベルの三角関数
- 数Bレベルの数列
これらが必要になります。
場合によっては大学レベルの数学も求められます。
では詳しく見ていきしょう。
2級よりは難しい

という方向けには少し難易度が高いかなと感じました。
というのも、先ほど述べた通り本書を進めていくためにはある程度の数学の知識が求められます。しかし2級にはそれほどの知識は求められません。
- 数2レベルの微分積分
- 数Bレベルの数列
必要なのはこれくらいで、統計検定2級のためには数3の知識が必要ないんですよね。
高得点を取りたかったり、更に上のレベルを目指すなら話はかわりますし、数3の知識があれば理解しやすいのですが必須ではありません。
そういった数学の知識という点を鑑みて、2級よりは難しい・オーバーワークだという結論になりました。


準1級 よりは簡単
流石に本書だけでは準一級の範囲はカバーできないなという印象を受けました。
本書は基礎的な確率統計の参考書になっていますので、それだけでは準1級の領域には足りないでしょう。
しかし「基礎的」といって侮ってはいけません。
基礎的ということは知っていて当たり前ということです。そのため、

という方も焦らず、基礎的な事項を学ぶために本書を使うのはかなり有効な手段でしょう。

でも自信がなければ使ってみよう!

使い方
使い方は2パターンに分かれます。
- 演習 確率統計キャンパス・ゼミ を使う場合
- 演習 確率統計キャンパス・ゼミ を使わない場合
が、この2タイプの共通事項としましては
ただ数式を読んで理解するだけでなく、しっかり自分で紙に写しながらじっくり理解していくことが重要です。
勉強全般に言えることですが、「理解した気」になっては絶対にいけません。
特に本書でそれを行うと段々と理解することに苦しむようになります。
なので数式を写しながら、どういう計算をしているのかじっくり理解していくことを強くお勧めします。
さて、ここからは2パターンに分けた方法を説明していきますね。
演習 確率統計キャンパス・ゼミ を使う場合
この演習バージョンの本を使う場合の本書を使う場合、
本書を読み進めていきながら章ごとに演習問題を解き、そのあとに演習本で範囲が重なっている問題をといていくという形が好ましいでしょう。
本書:確率統計キャンパス・ゼミ
演習本:演習 確率統計キャンパス・ゼミ
だよ!

演習 確率統計キャンパス・ゼミ を使わない場合
こっちでもやることやることはあまり変わりません。
本書をじっくりと読んで理解し、各所にある問題をしっかりと解けるようにするのが良いでしょう。
ただ、こちらのパターンは演習本を使わないので気持ち多めに問題を繰り返し解くのがいいかと思います。
ただ個人的には演習本を使うことをお勧めしたいところです。
しかし演習本を使うのは時間もかかるので、あなたのスケジュールと相談してみてください
『まとめ』と『本書が難しかった人へ』
まとめ
本書についてまとめると
- 2級レベルよりは難しい
- 準1級よりは簡単
- 最低でも数3レベルの数学の知識が必要
- 準1級/1級を視野に入れてる人にはかなりお勧め
本書が難しいと感じた人へ
ここからは、

という方へのメッセージになります。
その気持ち、すごくわかります!
私もそうでした!
しかし今では問題なく本書を読めるようになりました。
恐らく本書を理解できない方は以前の私と同様、数学の知識(特に微積分野)が足りないと思います。
なので
この、大学基礎数学 微分積分キャンパス・ゼミを強くお勧めます。
是非使ってみてください。しっかりと本書を理解できるようになりますよ!
またそれに関する記事は近々執筆しようと考えてしますので、もう少しお待ちください。